「ぽっぽの木の歌」
ときがわ町瀬戸にある「オーガニックカフェぽっぽの木」に木彫のレリーフを作らせていただきました。
ぽっぽの本尾亮さん、真弓さんとの20年以上の長いお付き合いの中では、お二人が心をこめて育てた有機野菜やお米を毎週届けてもらって食べ、2003年には都幾川木建で、幼稚園の近くにあるこのお店の、玄関などの増築をさせていただきました。私は看板と玄関灯を作り、オーナーの真弓さんの想いを聞きながら「ぽっぽの木の歌」を作ったりもしました。写真のポストカードはその時のものです。今回彫ったレリーフの中には、その歌の内容がみんな入っています。
お近くにお出かけの際にはお立ち寄りの上、ご覧いただけましたら幸いです。
(2003年、都幾川木建(ときがわもっけん)で、「ぽっぽの木」玄関などの増築時に制作したポスト
横1mほどのこの材はクスノキです。一昨年、越生のお寺の裏でやむなく伐採された大木の一部を分けてもらい、ときがわの製材屋さんで板に挽いてもらっておいたものです。その伐採の現場からずっと見てきた木なので、感慨深い思いで彫りました。
音楽を聴きながら木を削りながら、樹木の時間、種の時間、大人の時間、こどもの時間、いろいろな時間のことを思いました。
お店の前にある、ぽーぽーの木に成った実をいただいて
この中のお日様とニワトリは本尾さんが描いた絵をそのまま使わせていただきました。
・絵の中の、虹のすべり台から飛び出してきているのは、七色餅のもっちゃん。両手にお餅を持っています。(ぽっぽでは、毎年お正月用にユズやサツマイモ、ゴマなどが入った、七種類のお餅をついているんです)
・ブランコにのっているのは、「みどりの子守歌」
・たくさんの野菜を運ぶ、じゃがいも顔の機関車くん。
・右端にあるのは堆肥です。
「み
10年ほど前に、本尾亮さんが年賀状に書いた「み
オルガニート(手回しオルゴール)と出会ったのも、オ
「命の水」
本尾亮さんが書いた「命の水」という物語を読んで、H23年にアトリエ〈あゆす〉で手作りの小さな冊子にし、その朗読会をやっていただいたこともあります。
農作業の合間に生まれてくる本尾さんの詩や物語は、生き物に対するあたたかい眼差しをもっていて、命の川の遥かな流れと不思議を感じさせてくれます。
お店で販売もしていますので関心のある方がいらっしゃいましたら、どうぞお手にとってみてください。