みどりの子守歌コンサート
2014年12月6日(土) 14:00開演 (13:30開場)
埼玉伝統工芸会館 ホール
一般2000円 当日券2500円 高校生以下一律1000円
(埼玉伝統工芸会館入場料含む)
チェロ:大塚幸穂
オカリナ・フルート:Aya
歌:菅井千春
ときがわ町で生まれた「みどりの子守歌」と、越生町龍ヶ谷の山桜を歌った「山桜」の曲を多くの人に聴いてもらおうと集まった、3人の演奏家が繰り広げる幻想的な世界をお届けします。
曲目/みどりの子守歌、山桜、花~すべての人の心に花を~、アベマリア、星に願いを、クリスマスメドレー、他
写真をクリックすると拡大します。画面上をもう一度クリックすると、更に拡大します。
「山桜」「みどりの子守歌」の歌を演奏していただけることになりました。何回か聞かせていただきましたが、オカリナとチェロの音色が森の中の鳥の声、風の音、樹の音のようで、歌声と混じり合い、歌の中の植物の芽や花たちも喜んでくれていると思います。松本孝夫さん、榎本庸夫さん新作の、たくさんの小さな光が廻るオルゴールの演奏も始めにあるそうです。よろしかったらお出かけ下さい。
コンサートプログラムに寄せた一文です。
「みどりの子守歌」 詞/本尾 亮 曲/高橋れい子 編曲/菅井千春
…コンサートによせて…
冬のある日、家の裏山に佇んでいると森の中から小さな声が聞こえてきて、詞になりました。それは今まで言えなかった母親への感謝の言葉です。そのみどりの子守歌が高橋れい子さんによって曲になり、コンサートで演奏されるなんてとても不思議です。もし、詞も旅をするのなら、身近な自然を大切に思う人達との出会いが道となるのかもしれません。(本尾
亮)
「山桜」 詞・曲/高橋れい子
編曲/辻田雅美、菅井千春
…「山桜」のこと…
この曲は越生町龍ケ谷の山の中にある、大きな山桜の樹を歌ったものです。今から23年ほど前、この樹は伐採されることになっていました。当時、この樹をなんとか残したいと願っていた友人に連れられて、満開の山桜を見に行きました。心が洗われるような清楚な空いっぱいの花と、大樹が年輪を刻んできた長い物語を想い、そして、大きな樹だけでなく、人知れず咲いている地元の小さな花たちも保護しようと大切に記録し、活動してきた友人たちを想い、この歌が生まれました。
彼女たちの働きかけの結果、山桜としては埼玉県で三番目に大きい樹だとわかり、話し合いの末に伐採は中止していただけることになりました。’97年に越生町の天然記念物に指定され、春には訪れる人たちにその美しい花を見せてくれています。 (高橋れい子)
「みどりの子守歌」の曲について
本尾さんはときがわ町で有機農業をしている方です。いただいた年賀状に書かれていた「みどりの子守歌」という詩を読んで、野菜の子供たち、植物の小さな芽への子守歌のように感じられました。そして、人がはるか昔から米や野菜を作り続けてきた思いの連なりのようなものがメロディーとなって浮かんできました。
「山桜」の曲の詳細はこちらをごらん下さい。