ご案内
野辺の花たち写真展― 越生の野に咲く夏から秋の花
2013年10月1日(火)~31日(木) ニューサンピア埼玉越生 1階ロビー先展示コーナー
写真/俵木栄一、 佐藤博実
企画・文/長谷部操
写真展の様子です。
1993年頃、越生のギャラリー喫茶「胡桃の木」で同じ写真展が開かれました。そこでたくさんお話も聞かせていただき、その中で特に幻想的なからすうりの花と、宙に浮かぶかわいいすずめうりの実がとても印象に残っていました。
当時300種類以上の植物の記録をされていたという、長谷部操さんたち三人の方の地道な活動が、私には花の精から依頼されたもののように感じられて、その後1996年10月22日に「山桜」 「からすうり」「すずめうりの実」の3曲の歌が生まれてきました。
すずめうりの実
すずめうりは お手々つないだ 緑と白の風船玉よ
すずめうりは 野の星たちね ポンポンポンと光っているよ
すずめうりは 変わり玉ね 風がなめれば白くなるよ
越生あったかコンサート が行われました。
場所は梅園小学校近くの「梅日和」。歌は菅井千春さん。手回しオルゴールの演奏は松本孝夫さんです。写真の照明は榎本庸夫さんの作品です。ご自分で育てたミニカボチャなどに彫られた繊細な模様から漏れる光が、オルゴールの音色と千春さんの歌声と溶け合い、すてきなコンサートでした。 「梅日和」さんは普段はカフェとして営業しており、毎月第四水曜日には懐かしいうたごえ喫茶として、千春さんのリードで、20~30人がみんなで歌っています。
あったかコンサートでの「からすうり」の演奏です。
からすうり
からすうりの花が 闇に浮かんでいた
白いレースが ふわふわ舞っていた
ララリリラララー… 海の底に咲いた花のよう
からすうりの実が 山に浮かんでいた
紅い灯(ともしび)が 風にゆれていた
ララリリラララー… 鳥が塒(ねぐら)に帰る目じるしに